06 肛門周囲膿瘍切開その5

06 肛門周囲膿瘍切開その5

受けた者のみぞ知る痛さの衝撃

その日は手術後の出血がらなかなかおさまらない

そのため帰宅不能

で、1日入院することになった

立ち上がったら

ぶちっ、たらーって血がでた

やっぱりケツが壊れてる

傷穴の痛みとゴムの違和感で動けない座れない

ベッドに横になるしかない

ついさっきまで健常者だったのに、

なんなんや、、

この数時間の出来事、、

立ったり座ったりすることすらままならない身体になった

何故だか無性に腹がたってきた

しかも、まだ、嫁にも言ってない

とりあえず嫁にショートメールを送る

が、

返信も無い

多分もう寝てる

なんか虚しい

手術後の傷の痛みは手術中の痛みに比べたら全く比ではない

あの切開手術中の痛さをおもえば術後の傷穴の痛みは耐えられた

人生棒に振ってでも切開はもうイヤやとホンマ思った

おしっこに行きたくなってきた

出すのに多少苦労

出そうになってもケツに力が入ると出血しそうな感じがするのと痛みで反射的に引っ込めてしまう

そうしながら傷穴あたりを手で押さえると痛みがましで少しずつ出せることが分かる

とにかくケツに力が入るのが恐ろしい

クシャミや咳で肛門に負荷がかかると痛い

とくにクシャミがヤバイ

夜に一回出血したので先生に止血された

👨🏻‍⚕️:ゴメンなー、痛そうやなー、

やっぱりや

頭の中は痛みと恐怖と、

この顛末に怒りしかない

今日の2時間あまりの無茶な展開

異常に腹が立たつ

明日から絶対無理

夜中痛みで何回も目が覚めて

寝返りも打てない